
四国経済産業局が主催する「副業・兼業人材と協働で考える 企業の成長につながる価値創造ワークショップ」が開催されました。
本ワークショップは、地域の事業者様や副業・兼業に関心のある都市部人材を対象に、多様な視点を掛け合わせて地域の課題解決や新たな事業創出を目指す趣旨で実施されたものです。
当日は、外部の専門人材と協働して事業をつくるプロセスを体験するプログラムが組まれ、活発な意見交換が行われました。
今回の記事では、ワークショップ内で共有された「ワークショップにおけるAI活用の原則」と「実践的なAI活用例」についてレポートします。
ワークショップにおけるAI活用の原則

業務やワークショップにおいて生成AIを導入する際、「作業の代替ツール」として扱うだけではAIの真価を発揮できません。本セミナーでは、AIを「思考のパートナー」として位置づけ、効果的に共創するための4つの原則を提示しました。
- 人間が主役
- AIは壁打ち相手
- 多様性×AI
- GIVEの精神
AIはあくまで支援ツールであり、最終的な意思決定や価値判断は人間が行います。AIの出力は議論を深めるための「たたき台」として活用するという発想です。
AIが出す平均的な回答に対し、多様な視点や体験を掛け合わせることで、今までにないブレークスルーを狙う、という思考を採用します。
そして最終的には、AI活用を通じて社会への貢献につながるアイデアを生み出します。今回のセミナーでは「GIVE×3の精神の適用」と題して解説しました。
AIに答えを求めて任せきりにせず、人間の主体的な意思決定と組み合わせる姿勢が非常に重要です。
ワークショップ実践におけるAI活用例

セミナー内では、具体的なワークショップの実践手法としてCVCA(Customer Value Chain Analysis:顧客価値連鎖分析)の作成におけるAI活用法が紹介されました。
CVCAは、関係するステークホルダー間で「誰が誰にどのような価値(金銭・サービス・感情など)を提供しているか」を可視化するフレームワークです。
ゼロから関係図を書き起こすのは時間がかかりますが、ここで生成AIを活用することで迅速かつスムーズに検討を進められます。
AIプロンプトの活用例
新しい価値連鎖をデザインする際、議論のスタート地点となる「たたき台」を作成するために以下のような指示(プロンプト)をAIに入力します。
プロンプト例
「『マッチングアプリによる直前販売』のビジネスに対するCVCAを作成して」
このプロンプトを実行することで、AIが想定されるステークホルダーや価値の流れを即座に構造化して提案してくれます。
参加者全員でその出力をベースに「不足しているステークホルダーはいないか」「感情的な価値はどこにあるか」を人間ならではの視点で議論し、ブラッシュアップしていきました。
まとめ
今回のワークショップを通して、生成AIは人の思考を深め、多様なメンバーとの共創を加速させる「強力なパートナー」になることを伝えていきました。
- AIは思考を深める「壁打ち相手・パートナー」として活用する
- 最終的な判断や価値付けは「人間が主役」となって行う
- CVCAなどのフレームワーク作成時にプロンプトを活用し、たたき台を素早く作って議論を加速させる
弊社では、今回のような生成AIを実践的に業務や事業開発に活かすための法人向け研修・ワークショップを提供しております。
「自社業務にAIをどう組み込めばいいかわからない」「チームのアイデア出しや事業企画にAIを活用したい」といったお悩みをお持ちの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
貴社の課題に合わせた最適なカリキュラムをご提案いたします。



