
生成AIの認知が高まる一方「実際の業務でどう使えばいいのか分からない」という悩みを抱える企業は少なくありません。
当社では、単なるツールの紹介に留まらず、現場のリアルな課題をその場で解決することに特化した、実践型の生成AI研修を提供しています。
今回は、株式会社M様にて実施した、3日間の集中研修の様子をレポートします。
3日間の集中カリキュラム(基礎〜応用)

受講生のスキル定着と実務への即時反映を目指し、段階的にステップアップする3日間の本格的なプログラムを展開しました。本カリキュラムでは、説明を聴くだけではなく「実際に体験し、手を動かすこと」を最優先した設計を行っています。
【1日目】AIの基礎習得とマインドセット
AIを使いこなすための前提となる考え方や、プロンプト(指示文)の基本を学びました。
AIの出力には波があるため「一発で完璧な回答を求めない」というマインド面のレクチャーを実施。AIに対して新人社員へ指示を出すような具体的な対話方法を学び、簡易的な出力確認を繰り返すことでAIの傾向を掴みました。
【2日目】コンテンツ制作・実践
テキストから一歩進み、画像やデザインツールを組み合わせた資料作成に挑戦しました。
最新の画像生成AI「Nano Banana 2」等の特徴やプロンプトのコツを学習。さらに、情報漏洩を防ぐセキュリティ知識やジェイルブレイク(Jail Break)への対策、データの学習リスクについても深く学びました。
研修内で作成したチラシデザインのサンプルはこちら
https://canva.link/a7fuqllpgvxr7oh
https://canva.link/chqrxn199my8pz0
【3日目】発展的な実務効率化
最終日は、スプレッドシートやドキュメントを巻き込んだ、より高度な自動化に踏み込みました。
関数とGAS(Google Apps Script)の違いを「ドミノ倒し」に例えて解説。プログラムのコード自体を理解できなくても、AIに細かく指示を出せば自動化ツール(在庫管理やPDF自動化など)が構築できることを体験しました。また、自分だけの図書館を作れる「NotebookLM」の活用法も理解を深めました。
多角的な部署から集まった受講者のリアルな悩み

商品企画や営業、マーケティングなど、多様な部門からメンバーが集結。それぞれの部署が抱える固有の課題に対して、AIをどうアプローチさせるかを一緒に整理していきました。
営業・マーケティング部門
「営業活動のステータスや顧客の課題を俯瞰して、提案書や見積書のたたき台をスピーディーに作成したい」
「日々の取引先へのメール文章作成や日報作成に時間がかかる」
といった、営業現場に多く見られるリソース不足の悩みに焦点を当てました。
研修では、実際の営業管理スプレッドシートからデータを抽出し、上司やチームが一目で次のアクションを把握できる「理想的な業務日報」を10秒で自動生成するプロンプトを実践。
また、成形不良や契約プロセスにおける「クライアントの潜在的な不安(心理的反応)」をAIに分析させ、実務でそのまま使える高精度な営業メールや顧客対応文の作成手法を習得しました。
商品企画部門
「新商品のアイデア出しや、商品の魅力を伝えるPR文・キャッチコピーの切り口がマンネリ化し、限界を感じる」という悩みに対して、AIを「優秀なマーケティングプランナー」に変えるペルソナ設定の手法を導入しました。
「忙しい日でも健康かつ美味しい食品を楽しみたい30代男性」のように、具体的なターゲット像の前提条件を細かくAIに学習させ、訴求軸を変えたキャッチコピーを複数同時に生成する「壁打ち手法」を実践。
「セミナー企画書」や媒体ごとのトーン&マナーに合わせた告知文章の作り分けまで、実務に即した具体的なアウトプットの導き方を学びました。
「2週間の業務が半日になる」AI活用の時短ポテンシャル

研修では「AIの使い方・考え方に注力する」ことを重視。知識ゼロの未経験業務であっても、AIを「優秀な伴走者(壁打ち相手)」にすることで、劇的な時間短縮が可能になることを体感していただきました。
一般社団法人設立
AIを「専任のコンサルタント」として役割(ペルソナ)定義することで、劇的にスピードアップさせることが可能です。実務では、まずAIに「全体の立ち上げステップや必要な準備物の洗い出し」を命じて全体像を把握します。
次に「期日から逆算した進行チェックリスト」を指示し、スプレッドシート等にそのまま貼り付けられる表形式の進行管理体制を即座に構築。さらに、専門知識が求められる「定款(ていかん)のドラフト作成」までをAIに一括して任せます。
従来であれば手探りで2〜6週間かかっていたリサーチや書類作成の工程を1〜3週間へと大幅に圧縮し、最大1ヶ月もの劇的な時短を実現できるスキルの高さを体感しました。
セミナー企画・告知文作成
従来は何度も修正を重ねて3日〜2週間は要していた一連のマーケティング業務が、AIの活用によって半日〜3日へと激変します。
ワークでは想定ターゲット(ペルソナ)を複数抽出し、その優先順位を明確にした上で、参加者の売却不安や関心に沿った構成案を緻密に設計。そのまま社内共有や実施判断に使えるレベルの「セミナー企画書」として整理させました。
さらに、集客に不可欠な告知文においては、SNS用、LINE用、LP(ランディングページ)案内用など、それぞれの媒体特性に応じた文字量とトーン&マナーに一瞬で調整・出力させる実践的な活用術を学びました。
受講者全員が「抵抗感の減少」「実務への導入」を実感

(研修後アンケートの回答)
3日間の全日程終了後に行った受講生アンケートでは、非常に熱量の高いフィードバックをいただきました。
「AIへの抵抗感が減った」と全員が回答
5段階評価のうち平均4.2点を計測し「AI活用の心理的ハードルが大幅に下がった」というお声をいただきました。
研修全体を通じて「何を決めるべきか」「どういう順番で進めるべきか」がクリアになり、触っていくうちに疑問点がすべて解決した、という回答をいただいています。
週に数時間の削減期待
多くの受講者が「1週間で30分〜1時間」、多い人では「3時間以上」の業務削減が期待できると回答。
日常的なPC作業のなかで、これまで手作業で行っていた「データの整形」や「資料作成のたたき台作り」にかかっていた時間が物理的に削減される見込みです。
具体的な実務導入への声(アンケート抜粋)
「これまでChatGPTを使っていたが、Geminiの運用も選択肢に取り入れたいと思います」(マーケティング企画部)
「Gemini CanvasやCanva AIは社内報告資料および社外商談資料の作成に利用したいので頻繁に活用を行う」(営業・管理担当)
「AIにインタビュアーになってもらい、自分の業務のどこにAIを利用できるか壁打ちで質問するやり方を取り入れたいと思いました」(マーケティング企画課)
「NotebookLMは検索機能が優秀だったので、膨大なデータから検索かけたいときに使えると感じました」(開発課)
DX・AI人材育成を加速させる伴走型・実践研修のご案内

M社のワークショップでは、受講者の皆さんが自律的に学びを深め、AIと対話しながら熱心にスキルを習得される姿が見られました。テクノロジーの進化が加速するこれからの時代、真に求められるのは「課題に対して、ロジカルにAIを組み合わせて解決できる人材」です。
当社では、今回のような基礎〜応用を体系的に学ぶ企業向けの「DX・AI人材育成研修」ラインナップを幅広くご提供しています。
「社内でAI活用・定着させたいが、具体的な方法が分からない」
「社員のロジカルシンキングとITリテラシーを同時に底上げしたい」
今回のM社での実践カリキュラムのように、本質的な思考力とテクノロジーの活用を組み合わせた研修プログラムにご興味のある企業・団体様は、貴社の課題に合わせて最適な内容をご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。




